8年ほど前、書店で平積みされたマインドマップの本を何気なく手に取ってみた。「発想が広がる、仕事に役立つ」、そんなことが書かれた背帯、ふーん。
何気なく知ることとなったこのノート術・マインドマップが自分にとってこんなにも重要なキーアイテムなるなんて思いもよらなかった。本当に大切な人にこそ知ってほしい、家族、チームの仲間、そしてあなたへ。
始まりの物語、なんだ!?この使えるノート術は!!?
書店で偶然手に取ったマインドマップの本。「発想が広がる、仕事に役立つ」、それならライフワークとしての創作活動に役立つかも、そんな勘の元に買うことにした。ただ買って帰ったもののチラ見した後、本棚にしまってしばらくの間、本棚の肥やしになっていた。
それから数年して、ふと思い出す。「あれ?こういうのこそ、マインドマップってのが役立つんじゃない?」
本棚で眠った書籍を引っ張り出し、書籍のワークに沿って見よう見真似で書いたら、「あ、これだ!」とスイッチが入った。
「なるほど、効果はわかったけど、もっと使いこなすにはどうすればいいんだろう?」という疑問のもと、都内開催の講座説明会を見つけたので、受けてみた。
「なんだこれ!!こんなに色んなことに使えるの!!!?」
これはすごいノートだ!!このすごさを伝えることが仕事になったらいいのにな。それまでには思いもよらなかった目標・夢、「マインドマップ・インストラクターになる」をそっとノートに書きとめた。
思えばあのときが今につながる冒険の出発点だったんだ。
思考回路のメモリー解放!常識を覆すノート術
このブログではホントに頻繁にするマインドマップ。
こうも頻繁に登場するのは、もちろん、僕自身がインストラクターであると同時に超ヘビーユーザーだからだ。かけばかくほど、ホントに効果の高いノート術だと感心する。
マインドマップを始めて知る方に向けて、簡単に説明。
マインドマップは思考整理、記憶、発想に効果を発揮するノート術。まず中心にイメージを描き、外側に放射状に広がる枝を伸ばしながら関連する単語を載せて描き進んでいく。
たかがノート、とお思いだろうか?
みなさんはどれくらいノートを書いているだろうか?ノートの本質的な効果とはなんだろうか?
ところで皆さんは、掛け算の暗算を何桁までできるだろうか?
1桁*1桁、は九九で暗記しているとして、2桁*2桁まで行ける?3桁*3桁?4桁*4桁?5桁*5桁?、それ以上、どこまで行けるだろうか?珠算の得意な方ならかなり行けるだろうが、僕は例えば2桁*2桁だって怪しい。皆さんはいかがだろうか?
しかし、暗算ができないからといって、僕は2桁*2桁ができないわけでもない。書きさえすれば。つまり暗算ではなく筆算。それなら5桁*5桁だってそれ以上だって、やればきっとできるだろう。
さて。
人の人生と、5桁*5桁の掛け算、どっちが複雑だろうか?僕の人生の複雑さ、あなたの人生の複雑さ、ほとんどの場合は計算しさえすれば答えの出る5桁*5桁の掛け算より、人の人生のほうがよっぽど複雑なはずだ。
その複雑な人生のこんがらかった数式を読み解くのに、皆さんはノートを活用しているだろうか?筆算の効果は実感できるのに、自分の人生は暗算で乗り切ろうとしていないだろうか?
といって、人生を読み解くノートをさあ書こう!と思ってもどう書けばいいのだろう?計算式に計算の仕方、書き方があるように人生を読み解くノートがあればいいのに・・・。
実はそれこそが、マインドマップなのだ。
放射状に書くから自由にかけるマインドマップ!
こんな経験はないだろうか?
文章や箇条書きリストを書いている途中で、文脈とは無関係のアイディアがふと浮かび、筆が止まってしまった、ないしは無関係なアイディアは後回しとした結果、無関係に思えた大切なアイディアを忘れてしまった、といった経験、とても多くの人が経験しているのではないだろうか?
実は、わたしたちの思考回路はとても柔軟にできており、直線的ではなく自由に広がる放射曲線のようにできている。脳神経がそうであるように。
つまり、文章や箇条書きのように直線的に進むノートは、そもそも思考回路にとっては窮屈なフォーマットになってしまっているのだ。
さて、今日はここまで。
5月の新講座開始までに、マインドマップの説明や実践記・体験記をお伝えするのでお楽しみに。
マインドマップ・公認インストラクター
なかおみち